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文亀三年銘一石五輪塔
更新日:令和6年12月3日
文亀三年銘一石五輪塔 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第二十一号 |
所在地 | 大井6-11-1 品川歴史館 |
指定年月日 | 平成元年3月14日 |
見学 | 品川歴史館現在展示無し |
詳細 | 石質は砂岩であるため全体的に摩滅しており、銘文は解読しにくい状況にある。下方に文亀三年(一五〇三)の銘文が読み取れる。 五輪塔は、平安時代末期から造立され、江戸時代に至るまで各宗派に取り上げられ、追善(過去)・安泰(現在)・逆修(未来)を念じて、供養あるいは墳墓の標識として造立されたものである。 五輪塔の造りは、五輪(上から空・風・火・水・地)の各部を別々の石で造るものと、一石彫成塔とがある。一石彫成塔のうち、特に室町時代制作の小型のものを一石五輪塔といい、通常数基から数十基で群在する。 本塔は、旧中原街道沿い荏原二丁目の旧中原街道供養塔群(品川区指定文化財)の宝暦四年(一七五四)銘石造庚申供養塔の傍らに安置されていたというが、通常一石五輪塔は群在していることが多く、一基のみであることからも、以前からあったものではなく、他所からもたらされたものと考えられる。この石塔は、一時所在不明であつたが、昭和四十四年(一九六九)に、再び同地蔵堂内で発見された。 紛失又は滅失の恐れがあるため、品川区立品川歴史館に保管されている。 他所からの搬入と考えられるが、戦国時代の区内唯一の一石五輪塔であり、貴重な存在である。 |
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