品川海苔生産用具

更新日:令和6年12月3日

品川海苔生産用具
              
○○Web_有形民俗26_品川海苔生産用具(御膳海苔謙譲箱).jpg

種別  有形民俗文化財
指定番号  第二十六号
所在地  大井6-11-1 品川歴史館
指定年月日  平成3年3月26日
見学  品川歴史館現在展示無し
詳細  江戸時代末期から明治・大正を経て、昭和三十七年(一九六二)までに製作された、海苔養殖から干海苔製造、販売に至るまでの四一種類二三九点である。
 海苔養殖の方法は、江戸時代中期ころに品川からはじまった。献上魚の生簀に海苔が生えたのをみて、麁朶を海に建てて、これに付着する海苔を採集したことに始まる。
 品川の伝統ある海苔養殖業は、昭和三十七年、東京湾の整備により、漁業権の放棄が決まり姿を消していった。ほとんどの業者は性格の異なる生業に転進したため、海苔養殖に使用された各種の生産用具・運搬用具・交易の道具等は、不用品として処分され、残存数は少ない。
 本資料は、品川区の海苔養殖生産過程に関わる一連の資料であり、種類も豊富で、地域も品川浦だけでなく大井御林浦で使用されたものもあり、伝統ある産業に関する民俗資料として貴重である。
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