紙本着色不動明王両童子像
更新日:令和6年11月1日
紙本着色不動明王両童子像 | |
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種別 | 有形文化財(絵画) |
指定番号 | 第四号 |
所在地 | 東五反田1-2-29 宝塔寺 |
指定年月日 | 昭和56年2月12日 |
見学 | 不可 |
詳細 | 上部から中央にかけて、岩の上に右足を斜めにして斜め右向きに坐し、両眼を大きく見開き、口を少し開いて歯をあらわし、右肩に弁髪を垂れ、胸に獅嚙をかけ、右手に宝剣、左手に羂索を持つ不動明王を描き、向かって右下には、右向きに胡座し両手を挙げて合掌しながら、明王を見つめる衿羯羅童子、左下には、右膝を立てて斜め右向きに坐し、右手で顎を支え、左手には棍棒を持って明王を見上げる制た迦童子を描く。画面黒ずみ、剥落したところもあり、彩色の金泥は近年の補色であるが、保存状態は良好である。江戸・駿河台狩野家の祖、狩野洞雲益信(一六二五~九四)の折紙(鑑定書)があり、それには土佐の真筆と記されている。土佐とは応永十三年(一四〇六)土佐将監といわれた行広のことであろうと思われる。いずれにしても、室町時代の作であると推定される。 |
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