天保二年銘道標
更新日:令和6年11月1日
天保二年銘道標 | |
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種別 | 史跡 |
指定番号 | 第十五号 |
所在地 | 中延5-12-8 |
指定年月日 | 昭和55年3月11日 |
見学 | 可 |
詳細 | 東海道を南品川宿で分かれて、大井三ッ又から大井を横切り、中延と馬込の境を通って、千束で中原街道に合流する品川道と、中原道を平塚橋で分かれて、中延、馬込を通り、新井宿で池上道と結ぶ中道りとの交差点に建てられた道標である。 角柱型、高さ九五・〇、正面幅二七・〇、側面幅二三・〇センチメートルの花崗岩でできている。 碑の四面には、正面「東 品川道 下中延村題目講中」、左側面「南 いけかみミち」、右側面「北 めくろみち」、背面「西 せんそく おくさハ道 天保二年三月吉日」と刻まれている。 銘文により、天保二年(一八三一)に、下中延村の題目講の人々が建てたものであることが分かる。下中延村とは、中延村の増上寺御霊屋料の区域で、同じ中延村の天領(幕府直轄領)の区域を示す上中延村に対するものである。 本道標の原位置は、現在の場所とほぼ同位置と思われ、近世における主要道路の道筋を示す資料として貴重であり、また同じ中延村の法蓮寺檀徒であっても、支配者が異なれば、それぞれ別個に講集団を組織したことを示す資料として価値が高い。 |
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