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品川神社石造燈籠
更新日:令和6年12月3日
品川神社石造燈籠 | |
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種別 | 有形文化財(建造物) |
指定番号 | 第二号 |
所在地 | 北品川3-7-15 品川神社 |
指定年月日 | 昭和53年11月22日 |
見学 | 可 |
詳細 | 角型。安山岩。この燈篭一対は現在、境内右手の富士塚のかたわらにある浅間神社の参道両側に建てられているが、元は本殿参道の両脇に建てられていたものである。慶安元年(1648)に石造鳥居と石造水盤が下総(現千葉県)佐倉藩主堀田正盛によって当社に寄進されたが、これと同時に寄進されたものである。 東海寺の造営により、品川神社の一部が東海寺用地となり、その見返りとして、将軍家光の意向により本社の社殿等が整備された際に、東海寺造営の関係者とみられる後藤八郎兵衛光利と亀岡久兵衛政重の両名が慶安元年九月、それぞれ一基ずつ「品川三所大明神 御廟前」に供えるという趣意で寄付したものである。銘文は氏名を除いて共通である。後藤八郎兵衛光利は工芸家であり、亀岡久兵衛政重は石工なので、共に東海寺堂宇建築の一部を担当したものと思われる。 東京都内に現存する石燈篭の中でも、早期の製作であり、欠損も少なく、小型ではあるが安定した作風を示していて、この時期の石造美術の指標となるものである。 |
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