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品川神社富士塚山開き行事(品川丸嘉講社)
更新日:令和6年12月3日
品川神社富士塚山開き行事(品川丸嘉講社) | |
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種別 | 無形民俗文化財(風俗慣習) |
指定番号 | 第一号 |
所在地 | 北品川3-7-15 品川神社 |
指定年月日 | 昭和61年3月14日 |
見学 | 限定で可(毎年7月1日に近い土曜日か日曜日) |
詳細 | この行事は、毎年七月一日(現在は、この日に近い土曜日か日曜日)に、富士講「品川丸嘉講社」の講員たちによって、品川神社境内の浅間神社及び富士塚で行われる。 当日は、午前八時頃から準備を始め、午前十時五十分頃、品川神社神主のお祓いのあと、赤飯を食べ、正午に、講員一同行衣と呼ばれる白装束姿で浅間神社社殿の神前に着坐し、先達の先導によって「拝み」を独特の節回しで行う。 社殿内での「拝み」が終わると、一同裸足のまま外に出て、幣束を持った先導に続いて講員は富士塚に登る。 山頂の遥拝所に立てた、注連縄を張った二本の竹の前で、「お伝え」の抜き読みを三分間位行ってから下山する。下山途中、五合目に祀る小御嶽の前でも、頂上と同様の「拝み」を行う。下山して社殿に戻ると、平服に着替え、直会を行っている。 丸嘉講は、寛政年間に、富士講身禄派の祖食行身禄の近江屋嘉衛門によって創設されたといわれる。品川丸嘉講は、明治二年(一八六九)の富士塚築造の際には、すでに三百余人の講員がいたことから、江戸時代後期には結成されていたものと推定される。 江戸時代中期以降、江戸市内や周辺の宿村で、この行事が盛に行われたが、現在はほとんど行われなくなり、品川区における本行事は貴重な存在である。 |
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