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紙本墨画淡彩蘆葉達磨図
更新日:令和6年12月3日
紙本墨画淡彩蘆葉達磨図 | |
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種別 | 有形文化財(絵画) |
指定番号 | 第六号 |
所在地 | 南品川4-2-16 大龍寺 |
指定年月日 | 昭和60年3月14日 |
見学 | 不可 |
詳細 | 頂上に相輪を置いた市女笠をかぶり、顔を斜め左に向けて左を凝視する。固く結んだ唇の間に二本の上前歯を見せ、髭・鬚・髯をたくわえている。耳環を付け、体は粗末な法衣で包み、斜め右に向けた足で一枝の葦の上に立つ菩提達磨の姿を描く。肉身及び笠には淡い褐色、眼と歯と爪は白色を、法衣は灰緑色を施している。また画面の上部には、七言絶句の自賛が記されており、右下には香国道蓮の追記三行がある。 作者は黄檗宗の僧独湛性瑩(一六二八~一七〇六)、制作年代は江戸時代初期の天和二年~元禄十六年(一六八二~一七〇三)頃のものである。 本図は独湛の最も円熟した晩年の大作であり、黄檗画の面目躍如とした場面に満ち溢れ、関東では類例の稀な存在である。 大龍寺は、初め時宗東光寺として寛正四年(一四六三)に開創されたが、元禄十六年(一七〇三)に隠元禅師の弟子、中国人僧慧林性機を開山として黄檗宗に改宗した寺である。 |
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