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善福寺石造念仏講供養塔
更新日:令和6年12月3日
善福寺石造念仏講供養塔 | |
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種別 | 有形民俗文化財 |
指定番号 | 第二号 |
所在地 | 北品川1-28-9 善福寺 |
指定年月日 | 昭和53年11月22日 |
見学 | 可 |
詳細 | 善福寺の墓地入口にある笠塔婆型の供養塔で、万治元年(一六五八)の記年銘がある。保存状態は良好で、塔身の正面に格狭間型の窪みを設け、その中に六字名号(南無阿弥陀仏)と、「念仏講為逆修菩提也 善福寺住持想阿 敬白」の銘文を刻んでおり、両側面と背面には十六名の人名を刻んでいて、念仏講の人々が、逆修(死後の往生菩提を生前に祈り、読経や供養などの善根を積むこと)を意図して造立したものであることが分かる。台石の正面には蓮の蕾を、その左右には蓮葉を浮き彫りにしている。 近世初頭に、この地域に善福寺を中心とした時宗系統の念仏講が組織されていて、住持の想阿がその指導に当たっていたことを示している。区内の民間信仰の様相を示す史料として、また、都内では数少ない、時宗系統の供養塔のひとつとして貴重である。 |
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