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品川拍子(荏原神社中心の地域)
更新日:令和6年12月3日
品川拍子(品川拍子ゆきわ会) | |
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種別 | 無形民俗文化財(風俗慣習) |
指定番号 | 第二号 |
所在地 | 北品川2-30-28 荏原神社 |
指定年月日 | 昭和62年3月24日 |
見学 | 可(荏原神社の祭礼) |
詳細 | 品川拍子は、祭礼時に神輿が巡行する際の囃子となる音楽であり、大拍子と呼ばれる締め太鼓と、俗称トンビといわれる篠笛によって演奏される。 現在、北品川の品川神社・南品川の荏原神社・東品川の寄木神社・利田神社を始め、大井・大森あたりの祭礼時に、神輿の渡御の行進時に演奏される。太鼓の大拍子は神輿の屋根にくくりつけられ、奏者は、これを二本のバチで打つ。伴奏の笛を吹く者は、神輿の周囲を歩きながら演奏する。 品川拍子の由来は定かではないが、南品川では、宝暦年間に疫病が流行し、祭礼の時、御羽車に神面と大拍子を付け、町内を練り歩いたという。この伝承はご神面と結びついて語られている。北品川では、三代将軍家光が品川神社に神輿を奉納された頃から、神輿をかつぐ際の囃子として打ち鳴らされたと伝えられている。 品川拍子は品川宿で成立し、その周辺地域にのみ伝承されている。楽器は、大拍子と呼ばれる独特の鼓と笛という取り合わせで演奏される固有の曲目をもち、神輿の動きを指示するなど、他に類例をみない性格をもつ。限定された地域において、各地域ごとに伝承されて行われており、地域に根付いた音楽となっていて、価値が高いものである。 昭和六十二年の無形民俗文化財指定時には、「品川拍子保存笛睦会」と「品川拍子ゆきわ会」とを保持団体と認定、平成十四年に、「東品川ー・三笛睦会」を追加認定した。 |
お問い合わせ
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FAX:03-5742-6890