品川第二地区、荏原第三地区防災訓練

更新日:平成18年10月29日

荏原第三地区の防災訓練での濱野健区長
10月29日、区立城南小学校において品川第二地区総合防災訓練が開催され、地域にある事業所の協力により新潟県中越地震で活躍したバルーンシェルターのパネル展示が行われました。

品川区では、大地震など災害が発生した際には、事業所の地域協力が不可欠として地域住民・地域の事業所・区が一体となって防災対策に取り組み、地域の防災力の向上、帰宅困難者対策や相互支援体制の確立などを目指して「地域防災対策三者連絡会議」の発足を推進しています。

品川第二地区では、今年の8月に「品川第二地域防災対策三者連絡会議」が発足し、会議の構成メンバーであるイオン株式会社が、総合防災訓練に初めて参加し、新潟県中越地震の際に活躍したバルーンシェルターの実物を展示の予定でしたが、朝方の雨により会場を縮小しての開催となったので、写真パネルの展示に変更しました。新潟県中越地震から2年が経過し、新聞紙上を賑わした直後の訓練であったということもあり、参加者の注目を集めました。

バルーンシェルターは、緊急避難用の大型テントでアーチ型の内部で雨露をしのげる有効な避難所の一つとして注目を浴びています。

区では、今後も地域の相互支援体制の確立を目指し、全13地域での三者連絡会議の発足に向けて働きかけていきます。

また、平塚中学校で行われた荏原第三地区での防災訓練では、地域住民が様々な怪我をした想定で、本格的にメーキャップを行い、見学者の中から無作為に協力者を募るという本番さながらの救出救護、トリアージ訓練が行われました。参加者は、事前打ち合わせのない筋書きのない訓練に参加し、実際に災害が起こったときの近所の協力体制の大切さを体感しました。