第一日野小学校で「いじめ撲滅全校集会」を開催

更新日:平成18年12月7日

第一日野小学校で「いじめ撲滅全校集会」を開催
12月7日、第一日野小学校では、子どもたちがいじめ体験などを発表する「いじめ撲滅全校集会を開催しました。

品川区では、区独自のいじめ問題に対する徹底した取り組み、「いじめ撲滅キャンペーン」を11月27日から12月25日まで、各小中学校で創意工夫を凝らして実施しています。今回の第一日野小学校の取り組みもその一貫です。

会場となった体育館には、各クラスのいじめ撲滅スローガンが掲示され、体験発表者の2・3・4・6年生代表各1名と教員2名および保護者代表2名の計8名は、スローガンの前で順々に発表しました。

2年生は、「時々いじわるをされた。体育の時間などになわとびや馬とびができないといわれた時、自分が必要ではないと感じた。でも、友だちがどうしたのと聞いてくれたので、とてもうれしかった」と発表。3年生は、「何もしないのに仲間はずれにされたり、突然叩かれたりしたけれど、友だちが遊ぼうと言ってくれた時は、とても嬉しかった。いじめられた時にすごく嫌だったので、3年生になったら、みんなといじめをなくそうと思った」、4年生、6年生は、「心の中にしまわないで、勇気を持って、友だちや先生、家族に話そう」、「何故、直せない心の傷を作ってしまうのか。仲間が1人でもいれば耐えられる。友だちは大切だ」などそれぞれの体験や意見を話し、全校児童は、私語もなく、真剣な表情で、聞いていました。

保護者は、「いじめられる方にも原因があるという意見もあるが、自分は、子どもの時に威張っていた子をみんなで無視していたら、その子は学校を休んだり、その後もオドオドする子になってしまった。今でも心を痛めている。どんな理由でも、いじめはいけないこと。自分にも相手にもずっと続く心の傷になる」、「想像してみてください。ドッジボールのチーム分けをして、自分が最後の一人になってしまった。どういうふうに感じますか」など子どもたちに問いかけました。

一人として集中力を切らすことのなかった全校集会の最後は、「いじめ撲滅」に一丸となって取り組むことを誓って、全校児童のテーマソング「今日から明日へ」を合唱。「肌の違いや 心の違いも みんなかきまぜ 心かわすのさ」と手話を交えて、大きな声で歌いました。