勝島運河 運河の駅浮桟橋開所

更新日:平成19年2月24日

勝島運河 運河の駅浮桟橋開所
2月24日、勝島運河に手漕ぎボートやカヌーが発着できる浮桟橋がオープンしました。これは昨年10月、東京都港湾局より勝島・浜川・鮫洲地区(勝島運河)が運河ルネッサンス推進地区に指定されたのを受け、勝島・浜川・鮫洲地区運河ルネッサンス協議会(事務局しながわ観光協会)が設置したものです。設置には日本財団の補助を受けました。

浮桟橋は、水辺をもっと活用したい、多くの人に気軽に水や水辺、自然に親しんでもらいたいと、しながわ観光協会、旧東海道周辺まちづくり協議会、NPO法人東海道品川宿、NPO法人地域交流センターが、手漕ぎボート等が接岸できるようにと計画してきました。

2月24日の開所式には、関係者が出席し、長年の夢がかなったことをお祝いしました。まず初めに勝島・浜川・鮫洲地区運河ルネッサンス協議会の織戸さんが「自然環境の保全に、多く人とアイデアを出し合って貢献したいです。」と挨拶。また、地域振興事業部の山田部長が「プロジェクトを立ち上げの時から見ていますが、地元の発意で、まちおこしが行われていることをうれしく思います。」とお祝いの言葉を述べ、品川縣ビールで乾杯しました。

運河ルネッサンスの指定によって、手漕ぎボートなどを対象にした浮桟橋をNPO法人が作るのは品川区内で2ヶ所目。1ヶ所目は、品川浦・天王洲地区の指定に伴って、平成18年 8月に東品川海上公園に都内で初の浮き桟橋が誕生しています。

多くの人に水辺に親しんでもらい、観光や地域の賑わいの資源にすることが目標ですが、安全面を考慮すると常時開放は難く、東品川海上公園内の浮桟橋については、登録した団体から申請を受け、NPO法人の会員などが立ち会いのもと、その期間に限り自由に使う方式になっていて、カヌーやカヤックを使った地域のまつりなどで活用されています。多くの人が安全に楽しく使えるようにと、東京都港湾局が中心になって共通のルールづくりをしようと、関係者の会合が始まったばかりです。

勝島運河の浮桟橋の管理をしていく、勝島運河倶楽部代表の貴田さんは、「近くの水辺を子どもたちに楽しんでもらいたい」と期待を込めました。