大崎自由通路「夢さん橋」西口再開発地区へ

更新日:平成19年9月4日

「夢さん橋」渡り初め
「夢さん橋」テープカット「夢さん橋」クス玉割り「夢さん橋」渡り初め
9月4日、大崎駅東西自由通路「夢さん橋を再開発の進む大崎西口地区まで延長し、濱野健品川区長はじめ区関係者、町会、商店会、など地元関係者、および工事関係者など約100人が集まり、記念式典が行われました。

大崎駅周辺は、東口が先行する形で再開発が進み、平成14年12月、りんかい線・埼京線・湘南新宿ラインの大崎駅乗り入れに合わせ南口改札口を新設。改札口と駅東側を結ぶ「夢さん橋」を整備しました。翌年には駅西側線路脇の道路まで延長して、鉄道上空を通過する歩行者用デッキで大崎の東西がつながりました。
今回は、西口再開発の進展にあわせ、デッキを90メートル延長して、道路を挟んで向かい側に竣工した明電舎跡地にできたシンクパークタワーまで結んだものです。

大崎駅の乗客数は、平成16年度約85,000人。りんかい線開通前の平成13年度と比較すると1.5倍に増加しています。西口地区オフィスビルが竣工すればデッキの利用者も益々増えることが予測されます。

本日の式典では、品川区長が「このデッキの開通によって、大崎を東西に分けていた鉄道や道路を越えてまちがひとつになった」と挨拶。
大崎駅長さんと大崎保育園の子ども達クス玉を割った後、地元でそば屋を営む田中さん一家の三世代夫婦と大崎保育園の子どもを先頭に夢さん橋の渡り初めを行いました。

羽織袴で正装した田中治郎吉さん(80歳)は、昭和15年に大崎に越してきました。
「一時は明電舎にザルそば100枚出前したこともある。あの頃は、でこぼこ道で真っ暗だった。それがこんなになるんだから、生きててよかった」と終始にこやかでした。