バリアフリー出前講座「シニアの暮らしと住まい」

更新日:平成20年1月10日

バリアフリー出前講座「シニアの暮らしと住まい」
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1月10日、区役所でバリアフリー出前講座「シニアの暮らしと住まい」の初回が開催されました。

品川区では、これまでにも高齢者や障害者が安心して暮らせる住まいについて「バリアフリー住まい館」(東品川3-1-5)で紹介し、体験セミナーなどを実施しています。今回の出前講座は介護期を含めた人生設計を「暮らしと住まい」という視点から捉え、リフォームや改修、住み替えの参考になる知識を、より多くの区民に知ってもらおうと開催しました。こうした講座は、全国初、最先端の内容です。

講師は一級建築士で、品川区住宅改修アドバイザーの安楽玲子さん。講座では、まず「自分自身が高齢期をどのような住宅で過ごしたいか、暮らし方を含めて見直すことが大切です。」と話がありました。

続いて、安楽さんがアドバイザーとして実際に訪問した住宅を例に、改修やリフォームのポイントについて具体的に説明。「デザインが良くても、手すりが取り付けにくいタイプの階段では、将来1階だけで暮らす覚悟も必要です。」のような例を写真付きで解説しました。また、椅子やユニバーサルデザインの機器、家具の選び方などの話もありました。その他「浴槽の高さは、またぎ易い30~35 cmよりも、むしろ、腰掛けて入り易いように40~45cmくらいがちょうどです。」や「敷居のちょっとした段差を解消するミニスロープは、歩ける人にとってはバランスを崩し、転倒しやすくなります。敷居を撤去したり、手すりのほうが有効です。」など、実際に体験を通してわかる暮らし方やリフォームの意外な盲点について数多く紹介されました。

参加した60代の女性は「初めて聞くことばかりで、目からウロコです。」と大満足の様子でした。

次回の出前講座は1月17日(木)荏原第二区民集会所(荏原6-17-12)で行われます。時間は13:30~15:00。また、これ以降も区内各地区で3月までに8回開催します。参加を希望する方は電話で高齢者いきがい課(5742-6735)へお申込みください。