杜松小学校 ラオスに交流の鐘

更新日:平成20年1月12日

杜松小学校 ラオスに交流の鐘
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1月12日、杜松小学校の子ども達が、フレンドシップ交流をしているラオスのクアンシー小学校の学校建設に協力しようと、鐘(チャイム)を寄贈しました。

杜松小学校とクアンシー小学校の交流が始まったのは昨年4月。杜松小学校ではもともと伝統行事として校庭でとれる銀杏を販売し、20年以上前から収益金をユニセフなどに寄付してきました。銀杏拾いや皮むきは、独特の臭いもあり大変な作業。そこで、子ども達の苦労を何か形に残したいと考え、昨年、初めて収益のうち3万円を、NPO法人アジア教育友好協会を通じてラオスのクアンシー小学校へ寄付。4月25日、フレンドシップ校として調印式を行い、小学校建設に協力することになりました。

クアンシー小学校は、ラオスのラオガン地区の辺境、不発弾も残る地域にあります。児童数は30人ほど。校舎がないため1~3年生は近くの寺で学び、4年生以上は近隣の小学校に行かなければなりません。

4月に寄付した3万円の使いみちは、杜松小学校の子ども達のアイデア。3月末に完成するクアンシー小学校新校舎にはチャイムがなく、今は木の板をたたいて始業などの合図にしています。これを知った子ども達から、鐘を送ろうと提案があり、実現しました。

今日は、体育館に全校児童や保護者が集まり、代表委員の4年生からアジア教育友好協会事務局長の遠藤正芳さんに鐘が手渡されました。

「品川区立杜松小学校より 友情 クアンシー小学校へ」と記した金色の鐘は、真鋳で出来ていて、直径、高さとも20cm。重さは1kgほど。叩くと「カーン」と澄んだ音がします。2つ作り、1つはクアンシー小学校へ、もう1つは杜松小学校で使うことにしました。ラオスには遠藤事務局長が持参し、来週中にも子ども達の元へ届けられます。

4年生の女の子は「チャイムとして、100年以上使ってほしい。」と贈呈した鐘に期待を込めました。子ども達の交流は、自己紹介カードのやり取りで1学期から行われていますが、今後はビデオレターなどでも交流を深めていく予定です。