児童センター 世界の子ども料理を作ろう

更新日:平成20年2月22日

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品川区の児童センターでは「食」の大切さや楽しさを伝え、「食」から子育てを支援するために食育事業を実施しています。今年、重点的に取り組むセンターとして、旗の台・冨士見台・中原・東大井・八潮の5館を指定し、クッキング教室や食に関する事業を行っています。2月22日(金)は、5館が同時に「世界の子ども料理を作ろう」というイベントを実施。韓国、ベトナム、ドイツ、インド、沖縄の家庭料理に挑戦しました。

旗の台児童センターでは、講師に韓国人のチョンさんを招き、韓国風雑煮を作りました。雑煮には韓国風ギョーザ(マントウ)とトックが入ります。参加したのは、0~3歳児と保護者、およそ25組。まず初めに、隣接する旗の台保育園に孫を通わせるおじいちゃんも参加する打楽器奏者「ウリパラム」が韓国の太鼓やドラの演奏を披露。子ども達も一緒に踊って気分を盛り上げてから、ギョーザ作りに取り掛かりました。

韓国風ギョーザは、野菜がたっぷり。豚挽き肉、にら、小ねぎ、しいたけ、にんにく、しょうが、キムチ入りです。具は、センターに登録している食育サポーターが刻みました。講師のチョンさんが韓国風のギョーザの包み方を伝授。具を載せた皮を半分に折ってから丸めて両端をくっつけると、丸い帽子のようなギョーザができあがります。参加者から「かわいい」と声があがりました。参加した子どもは皆ギョーザを作るのは初めて。最初はおっかなびっくり触れていましたが、ひとつ出来上がると楽しくなって、次々手が伸び、あっという間に150個のギョーザができあがりました。

雑煮のスープは、昆布、いりこ、牛肉、切干大根でだしをとり、薄口しょうゆと塩で味付け。トッピングに韓国のりと錦糸玉子が載り、最後にごま油をかけます。それぞれ持ち寄った器に雑煮が盛り付けられると、チョンさんの掛け声で、「オモニ アボジ コマスムニダ」(おかあさん、おとうさん、いただきます)の挨拶をして試食しました。

初めて食べた韓国風の雑煮は、「さっぱりしているけど、牛肉のコクもあっておいしい」と評判。ギョーザを手作りするのは初めてという母親も「簡単でおいしいし、子どもも喜んでいたから、家に帰って作ってみよう」と話していました。