啓蟄を前にクロマツのこもはずし(戸越公園)

更新日:平成20年3月4日

こもはずし(戸越公園)
こもはずし(戸越公園)2こもはずし(戸越公園)3
3月4日、区職員が、戸越公園のクロマツの菰(こも)をはずしました。
こもは、昨年の11月に園内のクロマツおよそ20本に巻きました。
こもはわらでできていて、幹の中ほどに巻き、寒い季節に、温かいこもの中に潜り込んで越冬する毛虫の幼虫や卵を捕まえて駆除するものです。
わらの上部はゆるく、下部はきつく結び、魚を捕まえるヤナのように、虫が中に入ると出られなくします。
虫が動き出す啓蟄(3月5日)の前にはずすのがよいとされ、はずした菰は、まとめて焼きます。

今日は職員2人が、中にいる幼虫を落とさないように、静かに菰をはずし、巻いてあった部分の幹に卵がついていないか、幹周りを丁寧に観察。卵がついていた場合には、剪定ばさみでそっとはがしました。
毛虫などは、若い木より年数を経た木の方がつきやすく、多いものは6個のマツケムシの卵がついていました。
職員は「だいぶ効果があるね。マツケムシは、黒くて5センチメートル位になるので、見るとびっくりしちゃう。小さいうちに駆除できてよかった」と話していました。

今日は春のような日差しの中、梅もほころび、子どもから高齢者まで多くの人が公園を訪れていました。