シニアのための男の手料理教室

更新日:平成20年5月14日

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5月14日、ひとり暮らしや自分で料理を作る必要がある65歳以上の男性を対象に「シニアのための男の手料理教室」が始まりました。今日は、全10回コースの初日。13人が参加しました。

これは、仲間作りや介護予防を目的として東京ガスと(財)長寿社会文化協会と連携して、平成18年度から実施しているもので、今年度は、2会場で春秋の2回行われます。
簡単で栄養バランスのとれた料理の作り方や、買い物の仕方、食材の保存方法なども学びます。

今日のメニューは野菜炒め、きのこ炒め、ご飯と味噌汁。
まずはご飯。早速米を研ぎましたが、水分量を量るときは全員で覗き込み、目盛りがあっているか協議が始まりました。「最近小さい字が良く見えなくて」とメガネを額にずりあげる姿も。

野菜炒めは、もやし、ニラ、豚肉。「班の人数に合わせて分けてください」という講師の先生の指示で、豚肉を載せた皿ごと計って「計算が合わない」と悩むグループもあり、講師の先生が「アルミホイルを使ったら」と助け舟を出す場面もありました。

初めは初対面ということもあり、ぎこちなかった様子でしたが、野菜を切る頃には同じグループの仲間ともうちとけ、「ニラは5センチくらいに切るといいよ。少し長いんじゃないの」「その間にまな板洗っとこうか」など自然に会話が弾み、談笑しながら作業を進めていく姿が見られました。

この後は、焼き魚、煮魚、鶏肉の照り焼きなども作ります。
過去には、手作りのポテトサラダに「いつも店で買っていたけど、こんなおいしいものだったんですね」という驚きや、「たまに妻に作って喜ばれている」などという感想も寄せられています。

初日はおっかなびっくりだった参加者も、例年、料理教室の最終日には、地域の一人暮らしの高齢者などを招いて食事会ができるほど上達します。
今年も7月16日に食事会(成果発表会)を催す予定です。