清泉女子大 商店街インタビュー発表会

更新日:平成20年7月15日

清泉女子大発表会
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7月15日、区役所に清泉女子大学の学生約70人が集まり、商店街連合会の役員などを前に、商店街で行ったインタビューの成果を発表しました。
これは、同大学地球市民学科1年生の授業の一環で、区内の20商店街に3~4人のグループで出向き、商店主などに、商店街の現状や困っていることなどをインタビューし、感じたことや今後の課題などを発表したものです。

五反田商店街を訪ねたグループは、ビルが立ち並び一見近代的な町の裏道に入ると伝統的で個性的な店舗があることを発見。店主の中には「おしゃれな商店街にしたい」という人と、「おやじくさい五反田の良さを引き継ぎたい」という人がいて、それぞれに大切にしていきたいものがあることがわかったと結びました。
また、商店街、町会、学校などが一緒に町をきれいにする運動に取り組んでいる例なども挙げ、通りがなく、一体感が乏しい現状の打開策について発表しました。
このグループは、8月2日に商店街が実施する「五反田笑店街にぎわいライブ」に参加し、Tシャツをデザインする予定です。

大崎駅西口商店会や、戸越銀座商店街、平和坂通り商店会などを訪問したグループは、再開発や時代の大きな変化の中にある品川区の商店街に、大型スーパーなどと違う人のふれあいや温かさを感じていました。
「人と人とのコミュニケーションがあり、信頼関係がある」ということを改めて感じたと言い、逆に将来の悩み事を相談した学生、故郷の父を思い出して涙した学生もいました。

また、商店街にある空き店舗に対しては「牛丼かマッサージ屋さんが良いのでは」という提案がありました。「ビジネスマンの男の人がひとりで入れるお店だから」という理由に「若い感覚をもっと勉強します」と商店街の人は納得した様子でした。

担当の真崎准教授によると、学生は、当初は商店街にアポイントをとることもためらっていたようでしたが、インタビューが進むにつれて、その魅力や活力に引き込まれていったとのこと。また、多くの学生が引き続き、イベントの企画や開催などで、商店街と関わり続けたいと言っているそうです。