京浜地域新製品・新技術クラスターフェア開催

更新日:平成20年12月4日

新製品・新技術クラスターフェア
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12月4日、京浜工業地帯発祥の地「大崎」に、世界に誇る「これぞ京浜地域の新製品・新技術」を有する中小企業が集まり、展示会を開催しました。
これは、経済産業省が推進する産業クラスター計画の下、品川区の呼びかけで、大田区、川崎市、横浜市が実施している新製品開発に関する支援事業の対象企業が一堂に会するもので、初めての開催。高い技術集積を誇る京浜地域において、多くの中小企業が互いに競い合うことで生み出された「ものづくり力」の高さを披露しました。

会場となった日精ホール(品川区大崎1-6-3 大崎ニューシティ内)には、各自治体から6社ずつ、計24社の中小企業がそれぞれの自慢の製品を展示しました。

品川区から免震装置の出展をした(株)金澤製作所の金澤さんは、「うちの製品は、特許がとれ経済産業省から認定をもらったばかり。これからというところです。私は営業が下手だから、今日は色々な人に説明したり、逆に教えてもらったりして、とてもよかった」と笑顔で話しました。

大田区から超音波振動テーブルを出展した(株)クマクラの熊倉さんは、「品川区で展示会をするのは初めて。大田区と勝手が違って戸惑ったところもあったが、出展者どうし名刺交換できたのが良かった。他の区や市の技術も一つひとつ興味深い」と話しました。

3時30分からは、区内大手企業や学識経験者、金融機関、行政などのコメンテーターによる意見交換会がおこなわれました。
「それぞれの技術力は素晴らしいが、この力をどうビジネスに結びつけるか、今後どのように世界に進出するかが課題」と指摘。今後「ホームページだけではわからない出会いの場を設けていくことが大切」と結びました。

コメンテーターのひとり、区内大手企業、ソニーのモノ造り革新室総括部長の程原将行さんは、「ソニーにおいても社外の良いものはどんどん取り入れていく方針。なかなか中小企業とのコンタクトの窓口がなかったが、今回は良いきっかけになった」とコメントしました。