八潮学園 手作りボートの進水式

更新日:平成20年12月15日

進水式1
ボートの内部ボートをプールに運ぶ進水式2進水式3進水式4進水式5
12月15日(月)、区立八潮学園の屋外プールで、手作りボートの進水式が行なわれました。

八潮学園では、平成19年3月に都立産業技術高等専門学校(以下都立高専)と連携した「ものづくり教育モデル」プログラムを開発・実施するための基本協定を締結し、同年3月から「ものづくり」の授業を行なっています。

この日、進水式を実施した手作りボートは2艘で、8年生のステップアップ学習2において、「ものづくりコース」を選択履修している生徒8人(男女各4人)が製作しました。ボートは木製の2人乗りで、都立高専の先生2人と、八潮学園の技術家庭科担当の教諭の指導により、ボートの側面の曲線にベニヤ板を張る作業や、木を削ってのオール作り、防水塗装など、難易度の高い技術も駆使しています。2学期はじめより製作を開始し、16時間(2時間×8回)の指導計画で、先日完成しました。

進水式では、はじめにライフジャケットを着込んだ男子生徒が恐る恐るボートに乗りこむと、浸水することもなくプールの真ん中に向けてオールを漕ぎ出しました。続いて、女子生徒もボートに乗り込み着水。先生にオールの使い方を習いながら冬の屋外プールでの進水式を楽しんでいました。

進水式に参加した男子生徒は「きょう初めて水面にボートを浮かべたので、沈まないか怖かったけど、成功して嬉しい」と、ものづくりの楽しさを味わっていました。また、女子生徒は「作業中はたまにケンカもしたけど、最終的には男子も含めて8人の絆ができた」と、照れながらも充実した表情で話しました。