「子ども達のアイデアを活かした公園」模型完成

更新日:平成21年3月7日

子ども達のアイデアを活かした公園ワークショップ
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3月7日(土)、品川区役所で公園づくりのワークショップが開かれ、区立小学校18校の3~5年生、女子15人、男子15人が参加して自分達のアイデアを盛り込んだ公園の模型を作りました。
これは、平成20年4月品川区基本構想が策定されたことを記念し、子どもの自由な発想を取り入れた公園をつくろうというもので、これまで、12月6日、1月18日、2月15日、3回のワークショップを実施。自分の体験した遊びの話し合い、商店街などで自分達が知らない公園の使い方のインタビュー、他区の公園の見学などを行ってきました。
このような公園づくりの方法は全国的にも珍しい取り組みで、品川区では初めて。子ども達は3倍を超える応募があり、抽選で選ばれました。

今日のワークショップは最終回で、5グループに分かれて「遊びのアイデア」を模型にし、1メートル四方の板の上に並べました。
ターザンロープ、バネのついた遊具、トロッコなどのほか、丘、洞窟、池、イモ畑、焚き火のできる場所、落とし穴ゾーンなど、冒険心が膨らむアイデアも。
女子は、お菓子の家、実のなる木、鳥小屋などかわいらしいアイデアを形にしていました。
また、「大きな池の真ん中に桃の木があって、神様が上からお金を投げてくれる」など、大人の発想を超えた公園も出現していました。
途中、重りやメガネをつけ高齢者の疑似体験をし、動くのが苦手な人たちへの配慮も学習。「おばあちゃん用の椅子を作ろう」「小屋があるといいね」など次々とアイデアが加わわりました。

公園の模型には、どんな音が出るか、どんな気持ちになるかなどの立て札が立てられ、子ども達の人気スポットを探ります。
完成した模型は5つ。この模型から人気のあるスポットを武蔵野美術大学主任教授 及部克人さん、関東学院大学非常勤講師 長谷川忠好さんが1つにまとめて3月27日に基本計画案として、品川区長に手渡します。
品川区は、子ども達の名前を公園内に表示する予定で、平成21年度基本設計に入ります。

なお、発表会は3月27日(金)午後2時~、品川区役所 第三庁舎6階 講堂で。今日完成した5つの模型を展示し、これまでのワークショップのビデオも放映します。