帰宅困難者徒歩訓練

更新日:平成21年5月12日

帰宅困難者徒歩訓練1
徒歩訓練前に水を配布災害時帰宅支援ステーション帰宅困難者徒歩訓練2帰宅困難者徒歩訓練3帰宅困難者徒歩訓練4炊き出し訓練
5月12日(火)、品川区の大崎第一地区(五反田周辺)で、地域の町会、事業所、区による帰宅困難者徒歩訓練が実施されました。

品川区では、帰宅困難者対策や地域の防災対策などについて事業所、町会、行政機関の三者で協働していくために、5年前に大崎第一地域防災対策三者連絡会議を立ち上げ、帰宅困難者徒歩訓練をはじめとする三者協働の防災訓練を行っています。

この日の参加事業所は、大日本印刷(株)、(株)ティーオーシー、(株)IMAGICA、ゆうぽうと、東京電力(株)品川支社、(株)中村塗装店、の6社。近隣町会からの参加者も合わせ総勢170人が出発地点の大崎第一地域センターから都震災対策条例により避難道路、帰宅支援対象道路として指定されている中原街道を通り、コンビニなど災害時帰宅支援ステーションの場所などを確認しながら広域避難場所である都立林試の森公園までのおよそ4キロを1時間かけて歩きました。

ゴール地点の林試の森公園では、近隣町会の協力による炊き出し訓練も行われ、訓練参加者に豚汁とおにぎりが振舞われました。

汗ばむほどの好天の中、事業所からの参加者は、「コンクリートの照り返しが暑くて大変だった」、「走るほうが疲れない気がする」など、一様に疲れた顔をのぞかせていました。一方、「都内をこうして歩くことはあまりないので良い経験になった」、「自宅が今日歩いた距離より遠いので実際に徒歩で帰宅することを想像すると大変だなと思う」など、実際の災害を想定した感想もありました。

品川区では、今後も三者の協働による対策や訓練を推進することにしており、品川第二地域防災対策三者連絡会議では、同様の訓練を5月19日に実施する予定です。