城南幼稚園・小学校 おまつりごっこ

更新日:平成21年6月5日

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6月5日、品川区立城南幼稚園と城南小学校の子どもたちが、毎年恒例の「おまつりごっこ」をして、旧東海道を元気に練り歩きました。

この「おまつりごっこ」は、この季節の地域の行事である旧東海道の荏原神社例大祭「かっぱ祭り」にあわせ、街道沿いの同幼稚園と小学校1、2年生の子どもたちが、手作りの神輿や山車、地域から寄贈された「城南神輿」を担ぐ、恒例の伝統行事です。

雨がぱらつく、少し肌寒い天気であったが、まずは幼稚園がスタート。年長組が手作りの神輿を2基、年少組が山車を引っ張って、元気よく「わっしょい!わっしょい!」と練り歩きました。地元の人たちも駆けつけ、品川拍子の太鼓や笛の音で、雰囲気を盛り上げました。

続いて小学校の1年生、2年生が神輿を担ぎます。2年生の担ぎ手による「城南神輿」を真ん中に、子どもたちの手作りによる「生き物神輿」や「花火みこし」など6基が、「ドン ドコドコドコ ドンドン」という太鼓に合わせて練り歩きました。子どもたちは、この日のために神輿の担ぎ方やかけ声の出し方を練習し本番に臨みました。その甲斐あって、子どもたちの息はぴったりで、迫力のある神輿を見せてくれました。沿道には、地域の人や保護者などが集まり、子どもたちの「おまつりごっこ」を見守りました。担ぎ終わった子どもたちは、「楽しかった」「神輿に肩を入れて担いだから重くなかった」などと話していました。

「かっぱ祭り」は、荏原神社の例大祭の通称で、江戸時代から続くお祭りです。豊漁と豊作を祈願して行われます。南の天王祭ともよばれ、6月5日~7日までの3日間行われます。今年は北の天王祭といわれる、品川神社例大祭も同じ日程で行われます。通称千貫神輿と呼ばれる都内屈指の大神輿は有名です。両神社の例大祭の同時開催は16年ぶりとなります。6日夜7時頃からは北品川商店街周辺で「おいらん道中」が行われます。地元の小学生6人が禿(かむろ)、4人の女性がおいらんに扮し東海道を練り歩きます。今週末、品川宿は祭り一色となります。