旧東海道に天然記念物の街道松を御油宿から

更新日:平成21年6月23日

旧東海道に松を植樹
旧東海道に松を植樹旧東海道に松を植樹
6月23日、旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会が、旧東海道品川橋近くのマンション共有空地に愛知県御油宿(ごゆしゅく)の街道松を植樹しました。

街道松の植樹は、同協議会が旧東海道周辺に歴史を感じるまちなみを再現しようと平成6年から行っているもので、公園の植樹に始まり、マンションの共有空地などができた際に順次植樹しています。
これまで、三島宿、浜松宿、袋井宿、保土ヶ谷宿、大磯宿などの街道松を貰い受けて植樹。今回が8本目です。

今回植樹したのは愛知県御油宿の松。
江戸時代の松並木の面影を残し、昭和19年に国の天然記念物に指定され、現在では100年以上の古木90本、補植松250本の松並木となっています。
NPO法人歴史の道東海道宿駅会議の仲間に呼びかけて募ったところ、御油宿の伊藤武彦さんから、天然記念物の松の種子を6年かけて高さ2メートルほどに育てた松の若木を提供したいという申し出があり、昨日御油宿に赴き引渡し式を行い、マンション建築をした東急建設の好意で、愛知県から運搬してもらいました。

街道松を植樹したのは北品川2丁目に完成したマンションの空地です。
同協議会は、近日中に松の由来を記した看板を取り付ける予定です。
みなさんも、天然記念物の松の子孫をご覧ください。