コロンビア防災リーダーら初の防災訓練

更新日:平成21年12月4日

サンタマリア大使、ホセ領事が初期消火訓練
起震車で地震体験初期消火訓練
12月4日、コロンビア大使館(上大崎3)関係者、防災リーダーなど18人が、品川区役所で防災訓練を行いました。これは、品川区、コロンビア大使館にとって初めての取り組みです。

品川区は今年度、協働・国際担当を創設。地域の国際交流の推進のため、区内の大使館・領事館関係者などを中心に地域国際交流懇談会を行い、地区総合防災訓練、区民まつり、文化財巡りなどへの参加を呼びかけてきました。地区総合防災訓練では、大崎第一地区に5カ国20人が、品川第一地区には2カ国6人の外国人が参加しました。
コロンビア共和国は、火山や地震があり防災意識が高く、独自に地域の防災リーダーを設定し、災害伝言ダイヤルの周知や、自国民への防災情報連絡体制の整備などに取り組んでいます。9月に行われた大崎第一地区総合防災訓練には、コロンビア大使館からホセ・フランシスコ・ディアス領事ほか5人が参加。領事自らAED訓練や消火訓練を体験しました。

今日の訓練は、ホセ領事の呼びかけに応えて品川区と連携して行ったもの。品川シアター(3Dシアター)で日本の地震を体験。続いて初期消火の仕方、起震車に乗って地震から身を守る方法を学びました。
初期消火訓練では、まず初めに操作方法など説明。「道路に設置されている消火器は使っても良い」という言葉を参加者は深く頷きながら聞いていました。
その後、シミュレーションを使った実技訓練。
今日は、特命全権大使のパトリシア・エウヘニア・カルデナス・サンタマリア閣下も特別に参加しました。
大使は「消火器をはじめて使ったので、もう一度やりたい」と希望して2回体験。
「1回の噴出時間は案外短いですね。こういうことは知ることが大切です」と感想を述べました。
また、防災リーダーのひとりは「地震や防災に対する意識を高めるのにすごく役立ちました」と話していました。