東南アジアの農業関係者など15人が品川カブを視察

更新日:平成21年12月14日

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12月14日、国際機関APO(アジア生産性機構)の視察研修で、インド、インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイなど東南アジアの産業や農業の行政関係者など15人が、品川カブとその製品などを視察しました。
テーマは「産業クラスター概念を利用した地域農業・食品産業の振興」です。

まず初めに、一行は、市場で品川カブを見つけ出した大塚さんが経営する八百屋「マルダイ商店」(北品川)の店先で品川カブの説明を受けました。
品川宿を訪問する前には小平でカブの畑も見学してきましたが、疲れも見せずに「週にどれくらい仕入れるのか」「ビニール袋に入れて販売する理由は」など、熱心に質問していました。
その後、大塚さんの先導で、和菓子の「伊勢屋」、スイーツの「孝庵」を回り、品川交流館で品川カブを材料に使ったまんじゅう、ケーキ、餃子を試食しました。

フィリピンの男性は、まんじゅうが気に入り「ヘルシーだ。この味はフィリピンのふるさとの味」と絶賛。
また、ケーキ「蕪」は「フレンチとの融合」、餃子は「良いにおい」といずれも評判で、楽しそうに試食しているところの写真を撮り合っていました。
ベトナムから来た女性は「先日、母国で同じようなまんじゅうを作ろうとして失敗した」というエピソードを話しました。
餃子を作った塩野屋さんは「餃子は日本の国民食。材料に新しいものを使用したことで販売実績も伸びた。作る人のアイデア次第で、いろいろな国の餃子が作れる」と説明。視察団の皆さんは頷きながら話を聞いていました。