第20回伝統の技と味/しながわ展開催

更新日:平成22年1月23日

伝統の技と味/しながわ展
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1月23日(土)、大井町駅前のきゅりあん7階イベントホール(東大井5-18-1)で、「第20回伝統の技と味/しながわ」展が開催されました。

品川には、歴史にはぐくまれた伝統工芸や伝統の味が、今に引き継がれており、伝統工芸保存会会員25人(親子3組含む)と、伝統の味の店8店が一堂に会し、技と味のすばらしさを紹介しました。

開場前に行われたセレモニーでは、濱野健品川区長が「品川区の技と味は500年の伝統の上に成り立っています。今回は切子銀しゃじが破格の値段で販売されています」と江戸切子と銀器の伝統がコラボした「切子銀しゃじ」を紹介。純銀のスプーンの柄に江戸切子の細工が施された世界でも例のない品で、同品の展示ブースを眺めていた主婦は「お子さんが生まれたときの贈り物にいいですよね」と話していました。青とピンクの2本セットを特別記念価格2万5000円、1本のみ希望の場合1万8000円(税込、2本セット定価5万円)で販売しています。

開場と同時に約150人が、職人の技と味に触れようと詰め掛けました。間近で職人の卓越した技を見ることや、実際に職人と話すことができるとあって、今回初めて同展を訪れたという男性は「なんとなく通りかかったので来ましたが、面白いですね。作品だけ見るのとは全然違う。見て、話して、触ってとすると、制作の苦労も分かるし作品に思い入れが出る」と話していました。

また、会場には子どもたちの姿も多く見られ、木工挽物でろくろを使って独楽づくりを体験した小学4年生の男子は「最初は緊張したけど、やってみたら楽しかった。勉強になるし、いい経験でした」。木工挽物職人の黒木昭夫さんは「(伝統工芸を)消えていくものにはしたくない。少しでも子どもに興味を持ってもらいたいですね」と次々にやってくる子どもに笑顔で指導していました。

同展は明日24日(日)も午前10時~午後5時まで開催されます。

会場/きゅりあん7階イベントホール
共催/品川区伝統工芸保存会