宮前商店街に保水性舗装道路が完成し、一斉打ち水

更新日:平成22年7月31日

打ち水
テープカット打ち水打ち水打ち水道路全体打ち水
7月31日(土)、宮前商店街(戸越四丁目2番先)に約350メートルの保水性舗装道路が完成し、完成式典が行われ、地域の人や子どもたちが一斉に打ち水をしました。

すでに宮前商店街(戸越四丁目5~9)の約180メートルは保水性舗装道路が完成していて、今回残りの部分の道路が完成しました。

保水性舗装は、気化熱を利用し路面温度の上昇を抑制させるものです。アスファルトに特殊な保水材を混ぜ、そこに水分を蓄えるもので、夏の太陽熱により水分が蒸発する際に生じる気化熱作用で、路面温度が概ね10度低下し、周辺の気温を低下させ、ヒートアイランド対策に有効とされています。

品川区は「涼のみち整備事業」として、夏季の温度低減効果とあわせ、集客や商店街や地域の活性化を期待し、商店街に保水性舗装道路を整備してきました。平成18年度から実施し、ゆたか商店会、平和坂通り商店会に続き3ヶ所目です。

まずは完成式典が行われ、道路の完成を祝って、濱野区長が挨拶し、「この道路は打ち水をすると気温が下がります。打ち水を通して、さらに人や地域のつながりが強くなるといいですね」と話しました。続いて、町会長と商店街会長が挨拶し、テープカットが行われました。

その後行われた、打ち水大作戦しながわ2010では、一斉打ち水イベント実行委員会委員長が挨拶をし、「打ち水に使う水はお風呂の残り湯など再利用水を使いましょう。打ち水は誰でも気軽に参加できる環境にいい活動です。みなさんで真夏の気温を2度下げましょう」と話しました。そして、地域の商店街や町会・小学生・保育園児が「しながわを涼しくしよう!」と掛け声をかけながら、一斉に打ち水をしました。打ち水に参加した人たちも口々に「涼しくなった」「体感温度が下がった」と話しました。

また、品川区では、大井町駅前の西口バス停付近の道路に、昼間バスを待つ人のために遮熱性舗装の整備を行い、路面の温度が上がらないよう工夫しています。さらに区役所第二庁舎駐車場の遮熱性舗装も行い、区が率先して環境問題に対する区民意識の向上を図っています。