区内大使館、領事館関係者がしながわ水族館を視察

更新日:平成23年2月9日

しながわ水族館視察
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2月9日(水)、品川区内の大使館、領事館員など5カ国9人(コロンビア、ザンビア、タイ、マリ、ペルー)がしながわ水族館を視察しました。

これは、地域国際交流懇談会の第4回目として開催されたもので、区内にある大使館、領事館の関係者と区職員が定期的に懇談会を開き、イベント開催で協力し合ったり、情報交換などをしようというものです。参加した各国の意見を聞き、地域の交流を深めるのがねらいで、自治体としては珍しい取り組みです。これまでも、区内の大使館、領事館関係者が地域の防災訓練などに参加したり、小学校で自分の国の文化を紹介する授業を行うなどの取り組みをしてきました。

区内に住む外国人は約1万1,600人で総人口の3,2パーセントを占めています。また羽田空港の国際化に伴い、品川区と海外との距離がますます近づいています。品川区では、日本に住む外国人や海外から観光で来る外国人に、品川区の観光資源の一つである水族館を知ってもらおうと今回、しながわ水族館ツアーが開催されました。

水族館に集まった参加者は英文パンフレットをもらい、ワイヤレスレシーバーを装着し、館内の説明を英語で聞きながら見学しました。東京湾に棲む魚の水槽や、クラゲ水槽を見学し、マイワシの群れの水槽前では「マイワシはおいしい魚です。アンチョビです」との説明に参加者は「オー!デリシャス!」と話していました。全長22m、1,500尾もの魚たちが泳ぎ回る天井いっぱいに広がるトンネル水槽では、水中パフォーマンスショーを見学しまし。ダイバーが水中に潜りエイなどに餌を与える様子を見て、参加者は歓声をあげて、カメラ撮影をするなどしていました。また「世界の大河から」というコーナーではアマゾン川のピラルクやアロワナなどの魚を見学し、改めて自分の出身地域の自然に触れていました。

参加したマリ共和国大使ギセ・マイムナ・ジャル大使は「日本の魚だけではなく、インドネシアや南米などの世界の魚を見ることができてとても興味深かった。海外からの旅行者にも喜ばれる観光スポットだと思う」と話していました。また、ツアー終了後は懇談会が行われ、より多くの外国人に水族館をもっと知ってもらうためにはどうすればいいかなどについて大使館、領事館員と意見交換を行いました。