しながわ中央公園に500の灯火 第2回行灯フェアー

更新日:平成23年8月27日

第2回行灯フェアー
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8月27日(土)、しながわ中央公園(西品川1-27、28)で第2回行灯フェアーが開催され、約500張の行灯が夏の夜を彩りました。同フェアーは、品川区民芸術祭2011の協賛事業として行われているもので、しながわ美術家協会・草月流実行委員会の主催イベントです。

第1回となった昨年は、絵を描いたことのない区民や子どもたちに、作品制作の喜び、自己表現の発表をする喜びを体感してもらうことを目的として始まりました。しかし今年はそれに加え、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りする慰霊祭としても取り組まれ、点灯前には公園に集まった方々全員で黙とう。いくつかの行灯には「がんばれ東日本」「がんばれ東北」「こころをひとつに」など、被災地への思いが書かれていました。

行灯は区民の方々や子どもたちが絵を描いて、その紙を通常に丸めて細工をしたペットボトルに巻きつける手作り。材料に廃棄ペットボトルを使用するためエコにもつながっています。

フェアーで飾り付ける行灯は、区民まつりやメンバーが開催している絵手紙教室の参加者などが作成。今年は大崎高校美術部、大崎中学校美術部、中延小学校、八潮南保育園も行灯作りに参加しました。またこの日も会場で希望者に対してしながわ美術家協会会員がワークショップを開催するなどして、昨年の約320張を大きく上回る約500張の行灯が集まりました。

点灯式の前に濱野区長は「これだけのものができたので、これからも続けて品川の夏の風物詩となるといいですね」とあいさつ。その後、一斉に行灯のロウソクに火を灯すと、500の行灯が作り出す幻想的な風景に同公園を通りすがった人々は「ちょっと、すごいキレイじゃない?」などと話しながら足を止めて見入っていました。

行灯フェアーは翌28日(日)も午後7時に同公園で点灯します。