伝え育てる品川の景観!景観まちづくりシンポジウム開催

更新日:平成23年10月2日

景観まちづくりシンポジウム
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10月2日(日)、品川区役所で「景観まちづくりシンポジウム」が開催され、歴史ある街並みを残すなどの品川の景観づくりに関心を持つ約100人が会場を訪れました。

品川区は平成22年7月に景観行政団体となり、同年12月に「品川区景観計画」を策定。平成23年4月から運用実施しています。「品川区景観計画」の基本理念は、品川の歴史・自然・文化的景観を後世まで伝え、東京の表玄関となる都市景観を作り出すと同時に、区民が愛着を感じられる「ふるさと しながわ」を育てるというものです。今回のシンポジウムはこの基本理念沿って、パネルディスカッション等で景観まちづくりを語り合うもので、今回が第1回となりました。

まずはじめに、品川区景観審議会会長である島田正文日本大学教授が基調講演を行いました。住・工・商、それぞれの地域がパッチワークのように入り組んだ品川区では、それぞれの地区にふさわしい景観づくりのルールを定めていることや、旧東海道品川宿地区が重点地区となっていることなどを説明。景観まちづくりは、区内在住、在勤者が主役となって地域や職場に愛着を持ち、区と一緒に進める協働であることを強調していました。

また、重点地区となった旧東海道品川宿の景観対策に20年以上携わってきた佐山吉孝さん(旧東海道品川宿周辺まちづくり協議会)は、昭和63年から現在に至るまで旧東海道の経緯を説明。事例報告として、店舗のひさしや屋根を江戸風に統一したり、暖簾、看板を推奨されている伝統色(苔色や群青色など)を使用したことを紹介しました。そのほか、品川区景観審議会の委員によるパネルディスカッションなどが行われました。