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品川区生まれ、在住の日本画家・鳥山玲さんの自選展開催
更新日:平成23年11月12日
~品川区民芸術祭2011 O美術館企画展~
11月12日(土)、O(オー)美術館(大崎1-6-2)で、品川区民芸術祭2011 O美術館企画展として「鳥山玲自選展-う・つ・し・み-」がスタートしました。
鳥山さんは生まれも育ちも品川区で、現在も区在住の日本画家。これまで日本画の新しい発想、斬新な表現を追及してきました。今年5月には福岡市博多区の東長寺五重塔の内部荘厳を3年の歳月をかけて完成。初重内部に花鳥画を施すといったこれまでの宗教観を覆す表現を行い、大きな話題を呼びました。
今回の企画展は、こうした鳥山さんの活動の軌跡を区民に紹介しようと代表作を集めた自選展として開催。この日は、一般公開に先立ち内覧会を行い、開会式で濱野区長は「O美術館では企画展を久しく行っていませんでした。しかし、小さいながらも区内に美術館があるのだから活用していこうということで、今回は鳥山先生の企画展を品川区民芸術祭のフィナーレということで開催させていただきました。これを機に皆さんが品川の芸術に思いを馳せていただけたらと思います」とあいさつ。鳥山さんは「これからも多様な作品をお見せできればと思っています」と今後もさらなる幅広い活動への意欲を見せていました。
場所:O美術館 品川区大崎1-6-2大崎ニューシティ・2号館2階
開催期間:平成23年11月12日(土)~12月6日(火) ※入場無料
観覧時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分)
休館日:木曜日
◆鳥山玲(とりやま・れい) 1956年品川区生まれ。現在も品川区在住の日本画家。78年に安宅賞受賞し、85年東京藝術大学大学院博士課程日本画専攻修了。86年に文化庁国内研究員となる。故平山郁夫画伯に師事し、日本画から立体造型ガラスオブジェの制作、インスタレーションと幅広い制作領域を持ち、花鳥画は高い評価を得ている。現在は無所属。