災害廃棄物の受入れにかかわる住民説明会を実施

更新日:平成24年2月14日

女川町災害廃棄物処理受け入れにかかわる住民説明会
2月13日(月)、区立小中一貫校八潮学園(八潮5-11-2)で、宮城県女川町の災害廃棄物の受入れについて住民説明会が行われ、およそ40人が参加しました。

23区では、女川町や宮城県からの支援要請、東京都からの協力要請を受け、災害廃棄物の受入れについて検討を重ねた結果、災害廃棄物の安全性の確保が確認できたこと、被災地での処理では場所的・時間的に限界があることから、被災地の復興を支援するため、平成23年11月24日に特別区長会、女川町、東京都および宮城県の4者による「宮城県女川町の災害廃棄物の処理に関する基本合意」を締結しました。

午後7時から始まった説明会は、まず品川区、東京都、東京二十三区清掃一部事務組合から、受入れの経緯、安全性の検証、試験焼却の結果などについて、資料やスライドを使った説明がありました。
次に、女川町の現状を伝える映像が流され、女川町長や町民からのメッセージが伝えられました。
その後、質疑応答が行われ、参加した区民からは安全性についての質問などが出されました。

昨年12月に品川・大田の両清掃工場で行われた試験焼却は、排ガス、排水、焼却灰などを対象に、放射能濃度、ダイオキシン類、アスベストなどを測定しました。また、清掃工場の敷地境界の空間放射線量率も測りました。
災害廃棄物を実際に焼却した場合でも、各項目の測定結果や運転データは、通常運転時と同程度であり、焼却の状況に大きな変動はみられませんでした。

試験焼却により、女川町の災害廃棄物を適正に処理できることが確認できたため、3月以降、平成25年3月までの間、東京二十三区清掃一部事務組合で稼働中の全清掃工場で災害廃棄物を順次受入れ、処理していく予定です。