品川区防災フェア 開催 東日本大震災から1年

更新日:平成24年3月10日

品川区防災フェア 品川シェルター
濱野区長挨拶感謝状授与小学校PTA連合会によるチャリティ販売ミニ消防車体験を楽しむ親子自衛隊による炊き出しスタンプラリーを楽しむ子どもたち自衛隊のバイクに乗る子ども防災用品の販売
3月10日(土)、品川区内の各防災機関が協力して、防災センター(広町2-1-36)で品川区防災フェアが開催されました。
防災フェアは今回で28回目。毎年、阪神・淡路大震災が発生した1月に開催していましたが、昨年の東日本大震災を忘れず、災害に備えるため、今年は大震災が起こった3月11日の前日に行われました。

開会式では、まず東日本大震災被災者への1分間の黙祷が行われました。
次に、主催者の濱野区長が「3.11から一年が経とうとしています。行政としても防災対策を進めていますが、いざ災害が起こった時には、自助、共助が大変重要になります。家具の転倒防止や、食料・水の備蓄など、各自が事前に災害に備えることで、近隣の人を助けることにつながります。一人ひとりが災害に備え、安全・安心なまちづくりにご協力ください」と挨拶しました。
その後、長年にわたって区民消火隊、ミニポンプ隊を務め、地域の自助、共助に活躍している区民に感謝状が贈呈されました。

フェアでは、各防災関係機関による防災・減災に関する普及啓発のための出展のほか、自衛隊によるトン汁の炊き出しや、区独自の耐震シェルター「品川シェルター」の紹介が行われました。

また、特設コーナーとして岩手県宮古市の被災した子どもたちを支援する活動を続けている品川区小学校PTA連合会が、チャリティTシャツや宮古の物産を販売しました。

フェアに毎年来ているという女性は、「昨年の震災があった時は、水の備蓄をしていなかった。震災があって、水や食料以外にもヘルメットやトイレ用品などが必要だということがわかった。災害に備えるために、ぜひ揃えたい」と話していました。