首都圏初!多機能型地震体験車を導入

更新日:平成24年5月31日

多機能型地震体験車に試乗する濱野健品川区長、本間敏明、山田恵美子両副区長
多機能型地震体験車多機能型地震体験車の説明を受ける濱野健品川区長、本間敏明、山田恵美子両副区長緊急時用発電機受信アンテナ
首都圏自治体としては初となる、多機能型地震体験車が5月31日(木)、品川区役所第一庁舎2階駐車場に納車されました。

この地震体験車は、通常時は地域の防災訓練会場やイベント会場、主要な駅頭などで区民に地震を疑似体験してもらうものですが、ひとたび災害時となれば緊急時での用途の一面を持ち合わせるもの。緊急時用発電機(36kVA)を備えており、停電が予想される災害時には大型電源車として機能します。また、車両上部には地上デジタル放送の受信アンテナを装備し、災害情報を収集することも可能。同機能を備えた地震体験車は、首都圏自治体で初の導入となります。

起震車としての機能も最新の技術を搭載しており、従来起震車の左右、上下の揺れに加え、前後の揺れも同時に体験でき、本来の地震の揺れを震度7まで体感することが可能。実際に起きた阪神淡路大震災、東日本大震災の揺れを再現する機能もあります。

濱野健品川区長、本間敏明、山田恵美子両副区長は、同車の説明を受けた後、実際に車に乗って地震を体験しました。震度7になると濱野区長は固定された机にしがみつき「(震度7になると)どうしていいか分からない状態に陥ってしまう。(揺れが止まっても)まだ揺れているみたいに感じる」と地震の恐ろしさを再認識した様子。「家屋の耐震化も重要だが、家の中の家具転倒防止などの対策も大事だと実感した」と話していました。