第1回津波自主避難マップ作成のためのワークショップ開催

更新日:平成24年6月11日

意見交換の様子
ワークショップ参加者会場の様子津波の基礎知識等の説明大井南浜町会藤平会長
6月11日(月)、鈴ケ森中学校(南大井2-3-14)で、第1回となる「津波自主避難マップ」作成のためのワークショップが開かれ、約230人が参加しました。

「津波自主避難マップ」とは、品川区独自のハザードマップで、区民参加のもと、いざというときにすぐ行動がとれるように各個人で作成するマイマップのことです。全4回となる今回のワークショップは、マップを作成するために最初のモデル地区として選定された「大井南浜町会」で開催。その第1回目となったこの日は、より多くの方々に津波の知識などを深めてもらおうと、大井第一地域センター管内に居住の方も参加しました。

今回の内容は、東京における津波対策、東日本大震災を踏まえた対応など、区からは津波の基礎知識を伝え、住民の皆様からは「埋立地の液状化の危険性はどの程度あるのか」「この地域には高台がないため避難に時間が掛かる。近隣のマンションに避難することはできないか」など、質問や意見をいただきました。

「大井南浜町会」の地域は、4月18日に公表された東京都の新たな被害想定で、23区最大の津波高T.P.2.61メートルとされた立会川河口部に位置しています。同町会の藤平常哆会長は「大井第一地域センター管内は地盤の低い地域。以前は大雨が降ると立会川の水があふれていた。東日本大震災をテレビで見ていて、地盤の低いこの地域でも津波への備えは必要だと感じた。自分の命は自分で守る。地域の絆を強めるいい機会です」と話していました。