延山小学校で下校時避難訓練を実施

更新日:平成24年6月18日

延山小学校で下校時避難訓練を実施
防災行政無線「まもるっち」に一斉メール学校に戻る児童たち学校に戻る児童たち訓練の手伝いをする保護者森嶋校長あいさつ先生の話を真剣に聞く児童たち町会、商店街、消防署、警察署も協力
6月18日(月)、区立延山小学校(西中延2-17-5 児童数361人)で、学校からの下校途中で災害が発生したことを想定した、下校時避難訓練が行われました。

今回の訓練は、帰宅途中の児童が自分の身の安全を確保しつつ、地域住民らに見守られながら再び学校に戻り避難するまでを想定。
児童たちに災害が発生した際の初期行動を身につけさせるとともに、地域や保護者、学校の連携をより深め、今後の安全対策を考える機会とすることを目的に実施されました。

午後2時に一斉下校した約7分後、小学校の屋上に設置されている防災行政無線からの「ただいまから延山小学校の下校時避難訓練を開始します」という放送を合図に、児童たちはその場でまず身の安全を確保。
児童たちが携帯している「まもるっち」(セキュリティシステムの小型携帯端末)にも、「地震が発生したため、すぐ学校に戻るように」という内容のメールが一斉配信されました。
また、小学校に隣接する昭和通り商店会では、商店街の放送設備で下校時避難訓練のアナウンスを行い、児童や地域の皆さんに訓練の実施を周知しました。

周囲の安全が確認されると、声かけを行うため街頭に立つ保護者や、町会・商店街など地域の皆さんに誘導されながら児童たちは学校に戻り、訓練開始から24分後の午後2時31分、全校生徒の避難が完了しました。

延山小学校の森嶋 尚子校長は、「児童たちが自分の判断で自分の身を守る訓練というのは、これまでなかった。登下校中に災害が発生した場合、保護者はもとより地域の方たちの協力が何よりも必要。この訓練が、相互の理解と連携を深めるきっかけになれば」と、今回の訓練を今後の学校の防災対策に生かしていきたいと語りました。