平野文科相が小中一貫校日野学園を視察

更新日:平成24年6月25日

平野文科相が小中一貫校日野学園を視察
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平野博文文部科学大臣が6月25日(月)、小中一貫校日野学園(東五反田2-11-1)を訪れ、平成18年から続いている同校の小中一貫教育を視察しました。

品川区は、平成18年度から全ての公立小中学校で、小中一貫教育を全区展開。日野学園は第二日野小学校と日野中学校を母体に、全国初となる施設一体型小中一貫校として平成18年4月に開校しました。

文部科学省は今月4日、小中一貫教育の規制緩和などを盛り込んだ教育システムの改革案を政府に報告しており、その一環として平野大臣が同校を訪問。1年生から9年生まで全ての授業を見学しました。

品川区教育委員会の若月秀夫教育長、日野学園の青木経校長と意見交換を行った平野大臣は「(小中一貫校の視察は)初めて。新鮮だと思うし、教育長、校長先生から聞いたが、小学校、中学校の接合時に出てくる課題を解消し、9年間がスムーズなタームとなっている。1年生から9年生まで成長したプロセスも見られるし、私は非常にいいと思います」と品川区の小中一貫教育を評価しました。

平野大臣からの質疑に対応した若月教育長は、小中一貫教育をより円滑に進めるのに国にどんなことをしてほしいかと尋ねられ、「小学校、中学校の教員免許をあまり固定的にとらえず、流動的な免許制にしてもらうと一貫教育はやりやすい」という教員免許に関することを要望。また、「6・3制を否定する形ではなく、社会の状況によって9年間をひとまとまりとした学校があってもいいという形で国から発信してほしい」という点も要望し、「大臣は、小中一貫教育を全区で展開していることにとても感心されていた」と話していました。