平成24年度 防災アドバイザー研修修了式

更新日:平成24年9月29日

修了証授与1
修了証授与2修了証授与3修了証授与4修了証授与5濱野区長高林会長岡部署長特別講演「先進事例に学ぶ~地域での防災力向上の取組み~」
9月29日(土)、品川区役所(広町2-1-36)で、防災アドバイザー研修および防災アドバイザーステップアップ研修の修了式が行われ、修了生約170人が出席しました。

品川区では、平成18年度から、地域の防災リーダーを育成することを目的に防災アドバイザー研修を開催しています。研修生は、町会長や自治会長から推薦を受けた区民で、基礎的な防災知識や避難誘導ワークショップの手法を学び、研修修了後は地域の特性に合わせた独自の防災訓練を企画するなど、地域の防災活動の中心となって活躍しています。平成24年度は、121人が研修を修了し、修了生は7年間で794人となりました。

また、昨年度から研修修了生を対象に、防災アドバイザーステップアップ研修も実施。個別支援プランの作成、DIG(災害図上訓練)など、災害時要援護者支援を中心とした防災対策について検討し、更なるステップアップを図っています。平成24年度の修了生は122人で、昨年度と合わせて251人がステップアップ研修を修了しました。

修了式では、修了証授与に続いて、濱野区長が挨拶。「品川区では、道路拡張や不燃化、耐震化の推進など防災事業に一生懸命取り組んでいます。しかし、何よりも大切なのは皆さんの自助と共助だと思っています。そうした助け合いのリーダーとして皆さんに研修を受けていただきました。今回の研修で学んだ情報や知識をぜひ周りの皆さんにもお伝えいただければ大変ありがたいと思っています。今後の皆さんの活躍を期待しています」と、修了生に感謝の気持ちを伝えました。

来賓挨拶では、品川区防災協議会の高林会長が、区内で自動車事故が起こった際、救急車が到着する前に現場に居合わせた防災アドバイザーが適切な処置を施したことで一命を取り留めた事例などを挙げ、「最初は躊躇することがあるかもしれませんが、どうか皆さんには自信を持って救助に当たっていただきたい」と修了生にエールを送りました。

また、荏原消防署の岡部署長は「品川区の防災アドバイザーという制度は我々に取っても大変に力強い取組みです。皆さんには、今後も品川区民の安全安心のために貢献いただければと思っています」と話しました。

休憩を挟んで、危機管理勉強会・齋藤塾の齋藤塾長とSYM三町会災害連合会(文京区)の高山事務局長による特別講演「先進事例に学ぶ~地域での防災力向上の取組み~」も行われ、修了生はメモをとるなど熱心に話に聞き入っていました。