10月6日（土）、品川区子育て交流ルームの2号店「昭和通りおばちゃんち」（西中延2-18-1）がオープンし、開設式が行われました。

これは、品川区の在宅子育て支援事業の一環で、昭和通り商店会の空き店舗を活用して、地域の子育ての拠点とすることを目的としています。運営するのは、今年10周年を迎えたNPO法人「ふれあいの家－おばちゃんち」で、平成18年に旧東海道品川宿で同じく空き店舗を活用して、「品川宿おばちゃんち」（1号店）をオープン。区は経費の一部を助成して運営しており、地域で好評を得ていることから、荏原地区でも同様の施設を検討してきました。

今回の2号店は、東急池上線荏原中延駅から徒歩5分の昭和通り商店会内にある空き店舗だったマンションの1階を利用。昭和通り商店会、NPO法人「ふれあいの家－おばちゃんち」、区の3者が検討を重ねて、実現に至りました。室内には40平方メートル程度の保育室（愛称わっこ）と多目的室のほかに台所、トイレ、洗濯室があります。

この日の開設式で、「ふれあいの家－おばちゃんち」の渡辺美恵子代表理事は「昭和通り商店会と品川区による、子育てする主婦をリフレッシュさせようという熱い思いがあってオープンできました。1号店の経験を活かしながら、まちの皆さんに喜んでいただけるようにしていきたい」とあいさつ。濱野健品川区長も訪れ「今の時代、子育て中のお母さんは、お子さんのことを語り合う仲間も少なく、不安も強いと思う。情報交換をする場としても活用していただきたい」と話しました。

保育内容は、対象年齢が概ね3カ月～就学前までで、月～土曜日の午前9時～午後5時。利用条件は、短期間、短時間就労の方を中心に、あずかりの理由は問いません。利用料は、登録年会費が2,500円で、品川区在住・在勤の場合は、1時間500円（5時間以上は600円）。品川区在住・在勤以外の場合は、1時間1,000円（5時間以上は1,200円）。子育ての不安解消のための相談や仲間づくりも行います。