品川区職員を岩手県宮古市へ追加派遣

更新日:平成24年12月28日

岩手県宮古市へ区職員の追加派遣を決定
派遣される職員の決意表明濱野区長、本間、山田両副区長と記念撮影濱野区長が手渡した石造りの地蔵濱野区長から預かった地蔵像を手に、笑顔の職員
品川区は、年明けの1月から1年3カ月の期間で、東日本大震災の被災地である岩手県宮古市へ、区職員の追加派遣を行うことを決定しました。

品川区と宮古市とは、毎年目黒駅前で開催される人気イベント「目黒のさんま祭り」が縁で、平成14年から災害時における相互援助協定を締結しています。

今回追加派遣となるのは、福祉職1人。宮古市では、市民の地域活動や生活安全などを所管する部署で、地域自治組織支援、コミュニティ助成事業、被災者支援室の補助などの業務に従事する予定です。

すでに今年の4月からは、土木職1人、建築職1人、保健師職1人、事務職2人の計5人が、防災集団移転促進事業の設計・施工、復興整備計画の策定などの業務に従事するため、1年間の長期派遣として宮古市に赴任しており、今回の追加派遣で合計6人の区職員が宮古市に派遣されることになります。

追加派遣に応募した職員は、濱野区長から辞令を手交されると、「被災者や市職員の方々の気持ちに寄り添って、できる限り皆さんの役に立ちたい」と真剣な表情で決意を述べました。

濱野区長は、昨年の震災後、自ら宮古市に訪問した際に山本 正徳宮古市長から贈られたという、石造りの小さな地蔵像を職員に手渡しながら、「あなたにこれを預けます。この地蔵の背中には『希望』という字が彫られている。宮古市の皆さんの希望になれるよう、尽力してください」と言葉をかけました。

品川区は東日本大震災後、これまで宮古市へ、区民などから寄せられた義援金1億150万円や支援物資を搬送するなど継続して支援を続けており、今回の職員派遣もその一環として実施するものです。