障害者虐待防止啓発講演会

更新日:平成25年1月30日

障害者虐待防止啓発講演会1
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1月30日(水)、区役所第3庁舎講堂において、障害者虐待防止講演会が行われました。

講師は毎日新聞論説委員であり、障害の子のある親の立場と、ジャーナリストの視点から障害者に寄り添ったさまざまな提言をされている野沢和弘氏。

今回の講演会は、平成24年10月1日から障害者虐待防止法が施行されたことに伴い、障害のある人の暮らしを支え、障害者への虐待にはどのようなものがあるのかなどを、より多くの方々に知ってもらうために行われました。

開会の言葉では山田副区長は「虐待とはどういうことで、どのような状態で発生し、どのように防ぐことができるのかを皆さまと学ぶことで、区と地域の皆さまと協力しながら障害者の方々のSOSにいち早く気付き、虐待のないまちづくりを行っていきます」とあいさつ。

講演会では、具体的な事例を取り上げながら、虐待は家庭や施設など、どこでも起きる可能性はあるが、家族や支援者が一人で抱え込まないように、SOSを見逃さず、早期に発見し対応すること、そのために通報の義務がある。そして、親や支援者の目線ではなく、たとえコミュニケーションが取りづらくても、障害者本人の気持ちに気づくことが一番大切であるなど、貴重なお話をいただきました。

会場はほぼ満席となり、区民の方々の障害者の虐待防止に対する意識の高さがうかがえ、参加者は熱心にメモを取りながら、真剣な表情で講義に耳を傾けていました。