旗台小学校で児童引渡訓練

更新日:平成25年9月2日

避難所を確認
引渡訓練仮設トイレの確認避難経路の確認源氏前小学校で説明する勝進校長
~あわせて源氏前小学校が避難所となる児童を対象に、避難所確認訓練を実施~

9月2日(月)、区立旗台小学校(旗の台4-7-11)で、全校児童を対象に児童引渡し訓練を実施。
また、災害は、在校時に起きるとは限らないため、隣接する源氏前小学校(中延6-2-18)が避難所となる児童・保護者を対象に、荏原町町会など地元6町会が協力し、避難所確認訓練も行いました。

品川区では学校選択制により、住所地ごとに指定されている避難所が、在籍校とは異なるケースが増えています。同校では例年、9月1日の「防災の日」に全校児童を対象とした児童引渡し訓練が行われており、その際、迎えに来た保護者には、校舎にある備蓄倉庫や校庭の仮設トイレ等を確認してもらっています。

しかし学区域以外から通学する児童とその保護者については、本来自分たちの避難する場所や移動経路等の確認ができないことが、課題となっていました。そこで、今年は、旗台小学校の全校児童388人中、源氏前小学校が避難所となる78人の児童を対象に避難所確認訓練を実施しました。

保護者は、旗台小学校の教室で児童を引き取った後、子どもと共に通学路を確認しながら、源氏前小学校に移動。受け入れ先である源氏前小学校の勝進亮次校長が、「普段は別の小学校に通っていますが、非常時はこの小学校が皆さんの避難所となります。日頃、地域の方達と顔を合わせる機会がない方もいらっしゃると思います。今日の訓練を有効に活用してください」と出迎えました。

児童と保護者は町会ごとに受付を済ませると、校庭から、避難場所に指定されている小学校の出入り口等を確認。旗台小学校4年生の子どもを持つ母親は、「子どもが通っている小学校には行く機会があるが、避難所であるこの小学校には、今日初めて入った。確認できたので参加してよかった」と話していました。

旗台小学校の梶校長は、「学区を越えて災害に備え、地域の子どもたちの安全を確保するために町会の方々にご協力いただいたことに感謝しています。このような活動を通して、地域での絆を深めていくことが大切だと思います」と話しました。