組曲「しながわ物語」お披露目コンサートを開催

更新日:平成25年10月21日

2人のソリストと区民合唱団
区長あいさつ区議会議長あいさつ小川寛興さんの開演宣言区民合唱団区民合唱団「旅立ちのとき」合唱少年少女合唱団観客
~小川寛興氏作曲 東海道四百年祭で上演された区民ミュージカルを組曲に~

10月20日(日)、きゅりあん(東大井5-18-1)大ホールで、組曲「しながわ物語」お披露目コンサートが開催されました。

「しながわ物語」は、平成13年2月、東海道四百年祭を記念して上演された、初の区民ミュージカル。品川の昔話や祭りなどを題材とした構成で、区内在住の作曲家 小川寛興氏(88歳)、作詞家 甲斐新氏により製作されました。
今回、合唱・管弦楽・吹奏楽用に編曲され、15の楽曲からなる組曲としてよみがえり、「品川区民芸術祭2013」ドリームコンサートにおいて合唱組曲を披露。大井剛史氏の指揮のもと、プロのオーケストラである「(公財)ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉」による管弦楽と、区民合唱団109人(結成時は114人)による迫力ある歌声がコンサート会場を包み込みました。

区民合唱団は、4月に募集。80人の定員に対して予想を上回る150人もの応募があったため、急きょ114人に増員しました。合唱団の構成は、男性33人、女性81人。最高齢86歳、最年少16歳と幅広い年齢層で、5月から週に1~2回熱心に練習に取り組み、小川寛興氏による直接指導も行われました。 
その他、品川区民芸術祭新人オーディション入賞者である2人のソリスト、野口唯一氏(テノール)と藤澤みどり氏(ソプラノ)、品川少年少女合唱団も出演。最終楽曲「旅立ちのとき」では、観客も一緒に合唱して「しながわ物語」を締めくくりました。

開演に先立ち、あいさつをした濱野区長は「区で初めて、区民によるミュージカルとして上演された『しながわ物語』を、合唱・管弦楽・吹奏楽用に編曲しました。コンサートを存分に楽しんで、区民芸術祭を皆さんで盛り上げていただきたい」と語りました。

【「しながわ物語」15の楽曲 ドリームコンサート演奏順】
1.序曲 2.タイム ジャック マシーン 3.江戸越え通りゃんせ 4.カッパの祭り 5.鮫に追われた若者と観音様 6.だいぶつ讃歌 7.愛の歌 8.かむろ坂物語 9.わが子よ安らかに眠れ 10.炎の恋懺悔 11.桜の踊り(花移ろい) 12.別離のバラード 13.大きな銀杏のひとり言 14.品川の鳥・木・花 15.旅立ちのとき

【小川寛興氏プロフィール】
1925年3月5日生まれ。東京都港区出身。品川区民芸術祭実行委員長。
作曲家・服部良一の内弟子となり、作曲を学ぶ。テレビドラマでは、『月光仮面』『七色仮面』『快傑ハリマオ』『隠密剣士』『忍者ハットリくん』など、日本テレビ史に残る作品を数多く残す。歌謡曲では、倍賞千恵子「さよならはダンスの後に」(1965)で第7回日本レコード大賞作曲賞を受賞。