グローバルナビゲーション

人気和食料理人と学校が連携~おいしい和食給食を子どもたちに~

更新日:2014年3月3日

人気和食料理人と学校が連携~おいしい和食給食を子どもたちに~
給食室で調理を行う笠原さん本日の給食人気和食料理人・「賛否両論」店主の笠原将弘さん笠原さんの話しを聞く子どもたち笑顔で給食を食べる子どもたち子どもたちに囲まれ質問を受ける笠原さん学校関係者らと懇談の様子和食給食応援団の料理人の皆さん
3月3日(月)、区立第二延山小学校(旗の台1-6-1)で、品川・武蔵小山で生まれ育った人気和食料理人・「賛否両論」店主の笠原将弘さんが、子どもたちに和食のおいしさ、素晴らしさを伝えるため、給食調理に腕を奮いました。

和食の基本となる米の消費量は、昭和37年をピークに減少の一途をたどり、それに比例するように食事の洋食化が浸透。日本の伝統的な食文化である和食離れが、特に若い世代の中で進んでいます。

「和食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録が決まった今、和食の未来を子どもたちに継承することを目的に、8人の和食料理人が立ち上がり「和食給食応援団」を結成。今回の第二延山小学校を皮切りに、モデル給食推進校に選ばれた全国各地の小学校に出向き、学校の栄養教諭や栄養士らと協議して献立開発を行います。主催は農林水産省、運営実施主体は合同会社五穀豊穣(ごこくほうじょう)です。

今回、笠原さんが学校の栄養士らと相談しながら決めた献立は、旬の野菜を使った春を感じる料理。カジキの菜種焼き、新じゃがとアスパラのごま酢和え、鶏団子と春キャベツのすまし汁など、690人分の給食を約2時間で作り上げました。

その後は、同校の3年生約110人と一緒にランチタイム。食事をしながら、子どもたちに食事の大切さや、日本文化としての和食の素晴らしさなどを伝えました。

カジキの菜種焼きには今が旬の「菜の花」が使われていることから、「なぜ春の野菜は苦い物が多いか?人も動物も、冬は体に栄養を溜め込むため、つい食べ過ぎてしまう。春の苦い野菜は、胃の働きを良くする効果があるんだよ」と説明すると、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていました。
有名シェフが作った給食とあって、子どもたちは「初めて菜の花を食べたけど、おいしかった!」と大喜び。大勢の子どもたちが、あっという間に給食を平らげていました。

給食の後には、教師や栄養士、調理師などの学校関係者と懇談を行い、和食給食への理解向上・普及への取り組みになどについて意見交換し、今後の和食給食の進め方などを話し合いました。

また、会の最後には、笠原さんとともに「和食給食応援団」に参加する、和食料理人が集結。給食を通して和食文化を継承していくこの取り組みについて、「日本人が忘れてはならない、大切なものを伝えていきたい」と、強い決意を語りました。