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戸越公園で「こも巻き」~立冬を前に松の木の冬支度

更新日:2014年11月6日

松のこもを巻く公園管理者
こもを松に縛り付ける公園管理者松に巻いたこもにひもを縛り付ける公園管理者こもの形を整える公園管理者こも巻作業を見る保育園児
区立戸越公園(豊町2-1)で11月5日(水)、立冬(11月7日)を前に「松のこも(わらの帯)巻き」が行なわれました。

こも巻きとは、松を害虫から守るための伝統的な駆除手段の一つ。松の枝葉に付いているマツクイムシやマツカレハなどの害虫が越冬のため地中に潜る秋口に、木の幹にわらを巻きつけ、3月上旬の啓蟄を前に取り外し、冬眠している害虫ごとわらを焼却して駆除します。

わらの上部を縛るひもは虫が入るように緩く、下部はきつくします。結び方は、「利休結び」と呼ばれる独特の結束技術が必要。公園管理者が、わらで編まれた「こも」を手際よく巻き付けていきました。

この日は、散歩に同公園を訪れた区立保育園の園児たちが、興味深げにこも巻きの様子を見学。公園管理者がこも巻きについて、「松の木を荒らす悪い虫を退治するんだよ」と、園児たちにも解るようにやさしく解説をしていました。

戸越公園は、肥後(熊本)藩細川家の下屋敷の庭園を利用した優雅な公園で、大小さまざまな松が約40本植樹されています。この松に、例年、立冬を迎えるこの時期にこも巻きを実施。こもに巻かれた松の木が、間近に迫った冬の到来を物語っていました。