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非核平和都市品川宣言30周年を記念し「被爆体験者講演と平和コンサートのつどい」を開催

更新日:2015年3月27日

講演する羽田さん
非核平和都市品川宣言の朗読あいさつする濱野区長平和使節派遣生代表者の報告平和使節派遣生が一人ひとりが報告平和コンサートの様子原爆の被害写真などのパネル展示コーナー
非核平和都市品川宣言30周年記念「被爆体験者講演と平和コンサートのつどい」が3月26日(木)、きゅりあん(大井町駅前)で開催され、およそ100人が参加しました。

区は、区民の願いである核兵器の廃絶と恒久平和の確立を願い、昭和60年3月26日に「非核平和都市品川宣言」を表明。これまでも、同宣言の趣旨を次の世代に伝えていくため、中学生や青少年を被爆地である広島と長崎へ派遣する「平和使節派遣事業」、大井町駅前などへの「平和の誓い」像の設置、非核平和パネル展の開催、品川図書館平和資料コーナーの充実、普及標語入り図書カード販売など、様々な事業に取り組んできています。

はじめに、平成26年度の中学生広島・青少年長崎平和使節派遣生の荏原第六中学校の南 祈生さんと八潮学園の壬生 七星さんによる非核平和都市品川宣言の朗読により開会。

引き続き、濱野区長が「今回の講演を通じて、核兵器の恐ろしさや戦争の悲惨さをしっかりと記憶にとどめ、ご家族やご友人と“平和の大切さ”について考えていただきたい」とあいさつしました。

第一部では、長崎出身で(公財)長崎平和推進協会 継承部会員の羽田麗子さんが「被爆体験者講演」の講師を務めました。昭和20年8月9日、羽田さんは当時まだ9歳。被爆時を振り返り、お寺での勉強を終え帰宅すると同時にすさまじい閃光を浴び被爆し気を失ったこと、意識が戻りパニック状態になりながらも必死に避難したこと、原爆投下の爆心地から避難してきた人々をみんなで介護するも次々と亡くなっていく様子など、幼くして体験してきた過酷な思い出を多く語っていただきました。
そして、「最後にお伝えしたいことが3つあります」とし、「一人ひとりの命、自分の命だけでなく他人の命も大切にしてください。命の重さは同じです、絶対に差別しないでください。何か問題がおこっても、暴力ではなく話し合いで解決をしてください」と熱く訴え、来場者はしっかりとメッセージを受取っていました。

また、平成26年度の中学生広島・青少年長崎平和使節派遣生の各代表がそれぞれの派遣内容を報告。さらに派遣生16人全員が壇上に上がり、それぞれが昨年夏に広島や長崎を訪れて学んだ事や、今回の講演会を通じて感じた事を発表しました。

第二部では、「平和コンサート」と題し(公財)東京都交響楽団によるコンサート(弦楽四重奏と声楽)も行われ、素晴らしい演奏の音色と美しい歌声に会場が包まれていました。

その他、会場入口のホワイエでは、広島・長崎に落とされた原爆の被害写真などの展示コーナーを設置。来場者は足を止め、70年前に起こった悲惨な写真を食い入るようにながめ、今ある平和の大切さをかみしめている様子でした。

平成27年度、区では、26年度の中学生広島平和使節派遣生からの提案により、大井町駅近くにある「平和の誓い像」の周囲に、平和を象徴する“カンナ”などの花を植栽する予定。今後も、区民一人ひとりが身近なところで非核平和について考える機会をつくり、戦争の悲惨さを知ることで、非核平和の意識向上に努めていきます。