荏原七福神キャラクターデザインコンテスト

更新日:平成27年6月21日

グランプリ受賞者
グランプリ作品記念撮影記念色紙、絵馬、ステッカー
荏原七福神キャラクターデザインコンテストの表彰式が6月21日(日)、法蓮寺(旗の台3-6-18)で開催され、新しい荏原七福神のキャラクターが誕生しました。

現在、高齢者を中心に年間1万数千人が訪れるという荏原七福神めぐりですが、若い世代や区外の参拝者のほか、日本のポップカルチャーに関心のある外国人旅行者まで取り込み、「荏原」のまちを盛り上げようと、荏原七福神会が同コンテストを企画しました。

今年1~2月にキャラクターの一般公募を行うと、全国から170を超える作品が集まりました。3月には、各社寺にて一般投票を実施。その後、複数回の審査を経て、このたびグランプリ1作品と準グランプリ(各社寺賞)7作品が決定しました。

グランプリに輝いたのは、武蔵野美術大学の造形学部に通う丸山絵梨子さん(文京区在住)の七福神。丸山さんは、各社寺を実際にめぐりながらイメージを膨らませ、約2週間かけて描き上げたそうです。

小山八幡神社には品川区指定天然記念物の大きなシイの木があることから、どんぐり柄の帽子をかぶった大国天が、巨大な打ち出の小づちを担いでいたり、ペットも同じ墓所に埋葬することができる不動院 東光寺にちなんで、毘沙門天は動物のようなワイルドさを表現したりと、各キャラクターには作者の思いやこだわりが表現されています。また、それぞれテーマカラーがあり、7人そろうと虹色になります。

丸山さんは、「愛情をこめて描いた作品が評価されてとてもうれしい。地域に根差した企画だったので興味を持ち、このコンテストに参加しました。色々なところに七福神はありますが、各社寺をめぐるうちに『荏原』だけの七福神があると気付き、『荏原』のまちに興味を持ってもらいたいという思いで作品をつくり上げました。アニメなどの現代の日本文化と昔からの七福神という文化が、それぞれ融合して化学反応を起こすことで、新しく訪れる人たちにも日本文化の良さを知ってほしい」と、作品に込めた熱い思いを語りました。

荏原七福神会では、キャラクター絵馬と色紙を特別に制作し、7社寺にはそれぞれのキャラクターのスタンプを設置。参拝者は、各社寺をめぐりながら7つ全てのスタンプを色紙押すと、特製のキャラクター絵馬を無料でもらうことができます。また、外国人旅行者にも親しんでもらえるように七福神の名称をローマ字でも表記した、各キャラクターのステッカーも販売予定。