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荏原平塚学園の市民科体験学習で「実演・十二単のお服上げ」

更新日:2015年10月30日

モデルの二人
ゆっくり入場十二単十二単のお服上げ級友の前で十二単のお服上げ束帯のお服上げ2人の姿に級友も拍手級友と記念撮影すまいるスクールの児童と記念撮影東京五輪・パラリンピック教育推進
区立小中一貫校荏原平塚学園(平塚3-16-26)で、7月8日(水)、8年生の市民科体験学習として衣紋道(えもんどう)高倉流「実演・十二単(ひとえ)のお服上げ」が行われました。

同校は、東京五輪・パラリンピック教育推進校として、市民科学習を通して日本の伝統文化に触れ、理解を深めることで生徒たちに誇りを持たせるとともに異文化を尊重する心を育てています。

「お服上げ」とは、十二単・束帯などの着付けのことで、男性の束帯、女性の十二単は平安時代から続く宮廷の装束です。同校の8年生は、来年の修学旅行の事前学習の一環として、平安時代にほぼ完成した貴族の服を身にまとう体験をし、日本の伝統文化について理解を深めました。

この日、講師を務めたのは、衣紋道高倉流たかくら会東京道場の清水明美先生です。モデルとなったのは、立候補した2人の男女の生徒で、級友が見守る中、生まれて初めてのお服上げを体験しました。モデルの2人は、お服上げの前に所作、心配りなどを講師から指導され、平安の雅(みやび)な文化だけではなく、礼儀作法についても学びました。

お服上げの会場は同校3階の和室。児童、生徒、先生、保護者約60人が見守る中、最初に十二単のお服上げのモデルとなる女子生徒が事前に習った作法のとおりゆっくりと入場し、緋毛せんを敷いた即席舞台で講師の先生方によるお服上げが始まりました。会場は何ともいえぬ緊張感に包まれ、一枚一枚と羽織っていく様子を誰もが真剣に見守っています。最後の一枚を羽織ると、その重さは15キログラム。モデルの女子生徒も体勢を維持するのが大変そうでした。

ここで、別室で束帯のお服上げが済んだ男子生徒の入場です。緊張した面持ちで十二単をまとった女子生徒の隣に並びお服上げはクライマックス。最後に講師の先生から十二単と束帯についての説明を受け、体験学習は終了です。級友との記念写真になって、やっと二人の顔にも笑顔が戻りました。

同級生は「束帯の男子生徒は、昔の男っていう感じがしてかっこいい。十二単の女生徒は人形みたい。十二単は着るのに時間がかかって大変だけど、いつか私も着てみたい」など級友の普段とは違った姿に驚きつつも、しっかりと伝統文化に興味をもったようです。また、モデルを務めた女子生徒からは「十二単は本当に重く、特に座ったときに姿勢を維持するのが大変だった。家に帰ったら親に自慢したい」と笑顔で感想を話してくれました。